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2011年01月22日

どっちを向いて働くか?

ゆめのみは、子ども達にして欲しい体験などをワークショップ形式で
実現していくプロジェクトです。

いろんな方面のプロの方の仕事を見学したり、
取材をしたり・・
世の中には色々な仕事があって、
大人がどんな方法で社会をうまく成り立たせているか・・
どうやって自分の力を社会で活かしていくか・・・
(そういうことを体験してもらうためにやってきた
 取り組みも今後紹介してきますね。)

メンバーの親がほぼ共働きということもあり、
必然的に小学校高学年も過ぎると仕事の話が話題になります。

先日、新聞に知っている人が載っていたので、
私は子ども達にチョット自慢しました。face02

23万人の犠牲を出したハイチ地震の復興のために
仮設住宅を建てる専門家として奔走、
現地では、ミスターシェルターと呼ばれているそうです。
現地でのご苦労を思うと、本当に頭が下がります。

そして、一方同じ日に目にした、とある雑誌には55階建てのホテル
きらびやかな写真。
そのホテルの上には150mプールが設置され、世界中のVIPが泊まりにくる・・といった記事も。

どっちを向いて働くか?

例えば、同じ大学で席を並べて「建築」を勉強した仲間でも
最貧の国で、ベニヤとトタンで仮設住宅の建設に尽力する人、
一方、先進国で最先端の技術を駆使して贅を尽くしたホテルを設計する人、
と、社会に出た後に就く仕事や、果たす役割は様々ですよね。

どちらがどうとかいうのではなく、
もちろん、どちらも世の中には大切な仕事。

でも子どもとは、両方の仕事があるんだね、という話をしました。
どっちの仕事を選んでも、
世の中には、もう片方の仕事をしている人がいることも
忘れないでおかないとね、と。

自分の子どもが、
本当に困っている人のために、危険な地域で働きたいと言い出したら・・
親なら反対すると思います。きっと私も。

でも、その思いを持った上で「自分にできる仕事」を
真剣に考えてくれれば・・というところでしょうか・・

なかなか、これという答えば出ませんが。
みなさんはどう思われますか?




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